転職回数が多くても、在籍期間が短くても5社に転職!転職のテクニック4選

なやむさん

大転職時代と言われているけど、転職回数が多くても大丈夫なのかな?

なやみさん

転職を考えているけど、どんなことをすれば良いのかしら?

こんな悩みをお持ちの方向けに、5回転職に成功した筆者が会社員時代に転職活動をした際に行ったテクニックや心構えをご紹介していきます。

こんな人におすすめ

・転職を考えている人
・転職したいけど転職回数が気になる人
・転職したいけど在職期間が気になる人

目次

筆者が働いた6社と職務内容

まずは筆者が実際に働いた6社と、それぞれの職務内容等について時系列順に記載します。良かった点や苦労した点も記載しますので、業界研究の参考にもなるかと思います。

(1)証券会社(大手)

勤務地:埼玉県
在籍期間:2年3ヶ月
職種:営業
担当業務:新規開拓を中心とした株・投信・保険セールスを目的とした個人リテール営業
きっかけ:新卒募集サイト

新卒で入社したのがこちらの証券会社です。

新人の一番のミッションは新規顧客の開拓です。飛び込み訪問や電話セールスを中心に営業活動を行いました。飛び込み訪問は1日約100件行った日もありました。個人宅を中心にピンポンしまくっていました。

新規開拓の営業を通して色々な人(中には怖いお兄さんもいました汗)と話すことができ、どんな人が相手でも物怖じしなくなった

当時の証券会社は今よりイメージが悪く、門前払いされることが非常に多かった

今はネット証券の普及に伴い、証券会社のイメージはかなり良くなった気がします。

(2)銀行(大手)

勤務地:東京都、宮城県、埼玉県
在籍期間:9年2ヶ月
職種:営業
担当業務:オーナー、富裕層へ投信・保険・証券連携・信託連携の個人リテール営業
きっかけ:転職サイト

初めて転職したのが、こちらの銀行です。

既に銀行に口座を持っているお客様への金融商品販売がメインの業務です。電話でアポを取って訪問したり、なかなか忙しくて会えないお客様には手紙を送ったりしてアプローチしました。

日常生活でお会いすることはまずないであろうオーナーや富裕層の方とお会いできた。

成功されている方のお話はとても勉強になりました。

コンプライアンスが厳しく、お客様向けの資料を簡単に作成できなかった

お客様向けに自己紹介カード(名前、学歴、趣味などを記載)を作って配ろうとしたのですが、本部の承認が必要で、許可をもらうまでに時間がかかりました。他の資料も基本的には本部の承認が必要でした。

コンプライアンスはより厳しくなっていると思われるので、今の方がもっと大変なのかもしれません。

(3)不動産会社(ベンチャー)

勤務地:東京都
在籍期間:1年5ヶ月
職種:営業
担当業務:会社主催のセミナー参加者やインフルエンサーからの紹介客であるサラリーマン層、富裕層へ投資用ワンルームマンションの提案営業
きっかけ:転職サイト

次に転職したのは中古の投資用マンルームマンションを販売する不動産会社です。

会社主催で毎週開催するセミナー誘致したお客様やインフルエンサーからの紹介のお客様へ投資用ワンルームマンションの案内を行いました。

新規開拓方法が自由で人脈の輪が広がった

筆者はFacebook経由でアポを取って色々な方に商談をしたり、インフルエンサーになってもらえないか交渉したりしていました。毎日Facebookを使っていたら、あっという間に友達は1,000人を超えました。大学の先輩や全く違う業界の方などと接点を持つことができ、人脈の輪が広がりました。

不動産業界特有の古い文化が根付いていて、資料のデジタル化などに対して否定的な人もいた

「マイソク(物件紹介のチラシ)をPDF化して、iPadで持ち運びできるようにすれば喫茶店などの狭い商談スペースでも、テーブルが散らかることなくスマートに案内ができる」と社内で提案したのですが賛否両論でした。幸い直属の上司は賛成派だったので、筆者はマイソクをiPadで表示できるようにして営業していました。

この手のデジタル化に対するいざこざは当時はちょくちょく起きていました。ただし今は情報のデジタル化が進んでいるみたいです。

(4)広告代理店(ベンチャー)

勤務地:東京都
在籍期間:6ヶ月
職種:営業
担当業務:電話セールスで発掘した法人顧客、インフルエンサーから紹介してもらった法人顧客、引継ぎ法人顧客を中心とした求人募集をかける予定の企業へ求人広告掲載の提案営業
きっかけ:転職サイト

次に転職したのはリクナビやマイナビ、dodaなどの求人媒体を扱う広告代理店です。中小企業を対象に、一日100件近くの電話セールスを中心とした求人広告掲載の営業を行っていました。

・それまでは金融業界にしか身を置いていなく、全くの異業種であったため毎日が新鮮だった
・所属している人達は本当に性格が良い人が多く、毎日楽しく過ごすことができた

休日には皆でバスケットボールをしたりしていました。良い意味で会社というより大学のサークルのような雰囲気の会社でした。

求人広告業界に関する知識が全くない中で営業を行う必要があり、お客様から質問を受けたりしてもスムーズに回答ができなかった

入社する前から想像できたことではありますが、やはり未知の業界で働くのは大変でした。

(5)IT企業(ベンチャー)

勤務地:東京
在籍期間:2年6ヶ月
職種:営業、広報、制作
担当業務:金融機関を中心とした企業に、ライフプランシミュレーションや保険管理アプリなどITソリューションの提案営業。プレスリリースや取材を通じた広報活動。動画コンテンツの企画立案・撮影・編集・監修。
きっかけ:知人の紹介

次に転職したのは、金融系のIT企業です。

当初は営業として金融機関を中心とした先にシステム等の提案営業を行なっていましたが、後に広報や動画制作の業務も追加で行いました。

金融の知識を活かした様々な仕事ができ、さらに金融以外のジャンルでも新しいスキルをたくさん身につけることができた

プロジェクトリーダーを任された経験や、プレスリリース・動画制作のノウハウは今でも役に立っています。良い意味でIT企業の枠を超えた仕事をさせてもらったと思って感謝しています。

業務範囲が多岐に渡り多忙だった

営業、広報、動画制作などを並行して行わなくてはいけなかったので時間管理が大変でした。そのため、より効率良く仕事を終えることができるか常に考えながら行動していました。この時間管理に対する考え方は独立した今でも役に立っています。

(6)行政書士事務所(ベンチャー)

勤務地:東京
在籍期間:9ヶ月(業務委託期間4ヶ月含む)
職種:社長室
担当業務:行政書士である代表のサポート及びグループ会社のサポート全般
きっかけ:知人の紹介

最後に転職したのは、著作権に強みを持つ行政書士事務所です。

社長室室長として社長のサポートやグループ会社のサポート全般を行いました。

社長室というポジションだったため、経営者である社長とのやり取りを通じて経営者の考えに触れることができた

これまでの会社はポジション上、社長と直接やり取りをする機会はあまり多くなかったため大いに刺激を受けることができました。また社長からは個人事業主としての独立を勧められ、独立するきっかけにもなりました。

次第に社長は出張をすることが多くなり、対面でのコミュニケーションを取ることが難しくなった

Slackを使ってやり取りはしていたものの、直接話を聞けないとなかなか社長の考えが分からないことも多く、どう動けば良いのか悩んだりしました。

転職を成功させるための4つのアクション

一般的に転職回数が多かったり、在籍期間が短いと不利と言われていますが、先述のように筆者は5回転職して、合計6社で働いてきました。

ここからは効率良く転職活動を行うために、実際に筆者が行ったおすすめアクションをご紹介していきます。

(1)複数の転職サイトに登録する

転職サイトに登録すること自体は無料なので、可能な限り多くの転職サイトへの登録しましょう。

その際、各サイトには特色があること(例:ビズリーチは高年収の案件が多い、Wantedlyはベンチャー企業に強い)を意識して、得意ジャンルが重複しないようなサイトに登録するとなお良いです。

筆者はビズリーチ、doda、マイナビ転職、リクナビNEXT、Wantedly、エン転職、typeに登録していました。

今すぐの転職を考えていない方でも転職サイトに登録すると、自分の年収が妥当なのかも分かるので、とりあえず転職サイトに登録してみても損はありません。

(2)エージェントも活用する

エージェントも積極的に活用しましょう。転職サイトには掲載されていない案件を保有していたりします。

筆者は外資系企業への転職も視野に入れていたため、外資系企業の転職に強いロバート・ウォルターズ(Robert Walters)に登録していました。

この会社から紹介された案件の書類選考通過率は転職サイトよりも高く、非常に助かりました。恐らく募集企業との信頼関係が構築されていたことが理由だったのではないかと思います。

(3)人脈もフル活用する

転職を決めたら、自分の人脈を改めて確認しましょう。

特に人事関連の部署に勤めている人や交友関係が広い人がいないかどうかを思い返してみて、もし該当者がいたら相談するのも方法の一つです。

筆者は幸いにして色々な業界に顔が広い知人が数人いたので、そういった人達に転職の相談をしました。その結果、IT企業、行政書士事務所については知人の紹介で転職をすることができました。

筆者

やはり持つべきものは友ですね。本当に感謝しています。

(4)最終面接まで油断しない。落ちても引きずらない。

最終面接でも企業によっては通過率が低かったりします。そのため最後まで気が抜けません。

筆者の場合、日系企業では最終面接まで進んだら全て内定をもらっていました。そのため、外資系企業も最終面接だからと言ってあまり意識はしていませんでしたが日系企業とは違いました。

外資系企業で最終面接まで進んだ会社は2社あったのですが、2社とも落ちました。2社目の時にはロバート・ウォルターズの担当の方から「もう転職活動はストップしますか?」と電話がかかってきました・・・。

ショックだったので、とりあえずその日は、何もしないですぐに帰宅して寝ました。幸いにして寝れば大体忘れる性格だったので、起きたらもう大丈夫でした。

筆者

最終面接まで油断しない。もしダメでも気分を切り替えて、次の会社の面接に臨むことをおすすめします。

まとめ:転職への道は一日にしてならず

転職活動は長期間に及ぶことがありますので、いかに効率良くモチベーションを維持しながら行うかが大切です。

最近ではAIが自分に合うキャリアをランキング化する若手ハイクラス向け転職アプリ「VIEW」という無料アプリもあります。価値観と経歴から転職を診断しますので、ゲーム感覚でどんなキャリアが向いているかチェックしてみるのもおすすめです。

まずは様々な転職サイトに登録してみましょう。最初の登録作業は面倒かもしれませんが、一度登録してしまえばたくさんの有効な情報を入手できます。

今回紹介させて頂いたアクションなどを行いながら効率良く転職活動を行って、自分に合った企業を探してみて下さい。

「VIEW」のダウンロードはこちらから

本ブログの姉妹サイト

ベンチャー企業への転職情報サイト「転職エスコート」
目次