インスタグラマーって憧れるけど、どんな人なのかしら?
Instagramでバズるとどうなるのかな?
そんな疑問にお答えすべく、今回はフォロワー数8,000人超えのオシャレ系インスタグラマーとして活躍中のユメパートナーズ代表 伊達有希子さんにインタビューさせて頂きました。
・インスタグラマーに興味がある人
・Instagramでバズるとどうなるか知りたい人
・インスタグラマー兼FPはどんな活動をしているのか興味がある人
インタビュー(2022年9月5日)
普段はどのような活動をしているんですか?
ファイナンシャル・プランナーとして「ユメパートナーズ」と「一般社団法人マネーリテラシー推進協会」(以下マネリテ)で活動しています。
ユメパートナーズは2013年に設立した個人FP事務所です。
個人のお客さま向けのFP業務を行なったり、執筆など一人でできるような仕事を受けています。
その他、FPの育成も行なっていて、FP向けの実務講座も開催したりしています。
一般のお客様向けにはよりサービス内容が分かりやすいように、ライフプランの作成と顧問契約だけを切り取って「FPコモンズ」というサービスサイトを立ち上げているのですが、そちらのサイトを見て問い合わせされるお客様も多いです。
マネリテはお金のことを「わかりやすくたのしくカンタンに」伝えるために設立された団体です。
私は2020年から団体の理事を勤め、BtoBの企業研修やセミナーなどのご依頼はこちらのマネリテで受けています。
個人のお客様はユメパートナーズ、法人のお客様は一般社団法人マネーリテラシー推進協会というように窓口を分けています。
Instagramを始めようと思ったきっかけは何ですか?
実は仕方なく始めたんですw
2020年12月に集英社のファッション誌「Marisol(マリソル)」のブロガーになることが決まったんですが、その時の条件がInstagramを行うというものでした。
せっかくやるなら楽しくやらないと、と思い積極的に投稿し始めたら、あっという間に1年半が経ちました。
Instagramでバズり始めたと感じた瞬間はありますか?
フォロワーが2〜3,000人を超えた頃からPRの仕事を頂けるようになりました。
そういう世界があるんだと視野は広がりましたね。巷ではそういった話は聞いてはいましたが、本当に(連絡が)来ましたねw
PRの仕事を通じてコスメ用品を頂けたりすると、Instagramを続けるモチベーションにも繋がります。
女性の方はひとまずフォロワー2〜3,000人を目指すと楽しくなると思います。
Instagramでバズって変わったことはありますか?
はい。大きな話では2つあります。
1つ目はサンスター株式会社(以下サンスター)さんからお仕事の依頼がありました。
サンスターさんでは歯周病予防のガムを販売していて、健康貯金というテーマで話ができる人を探していました。
医療関係者の方とタレントの方の中間的なポジションに入る人、マーケティング的にはKOL(キーオピニオンリーダー)と呼ばれる人です。
私はそのお仕事を任せて頂けました。
一般の人に健康貯金の話ができる金融のプロとしての専門性があって、多少の影響力を持っているという2点がKOLの条件だったのですが、その点に合致していたから声をかけていただけたんだと思います。
2つ目は総務省からお仕事の依頼がありました。
総務省はInstagramのマーケティングに力を入れていて、何万人もフォロワーがいるインスタグラマーの方を起用してマイナポイント第二弾の広報をしています。
私は座談会の司会をさせて頂いたり、政府のBS番組に出演させて頂いたりしました。
2つの大口のお仕事が来た時はどう思いましたか?
テンションが上がりましたね。
Instagramで情報発信をしているからこそ、人となりを知ってもらえて差別化ができたんだと思います。
大口の依頼はどういう流れで来たんですか?
どちらもPR会社経由でホームページから問い合わせがありました。
Instagramのプロフィールからホームページへアクセスできるようにしていますので、Instagramも見られているんだな、と実感しました。
Instagramの撮影、編集はどのように行なっているんですか?
撮影も編集も基本的に全て一人で行なっています。
撮影は三脚とリモート操作を組み合わせて、他の人に撮ってもらった風にしていますw
マネリテではビジネスパートナーの方と一緒に仕事をしますので、その時は撮影してもらっています。
お金系、ファッション、ビューティその他の3つの軸でInstagramを運営しているのでテーマに合わせて写真を撮っています。
編集は「Canva」を使って、文字入れをしたり、クーポンの写真を入れたりしています。
デザイナーに依頼したいところですが、情報発信の頻度が高いので自分で編集しています。
今後はどのような写真をInstagramで配信していきたいと考えていますか?
今後は写真よりも動画に力を入れていきたいと考えています。リール(Instagramで公開できるショートムービー)を上手く作れるようになりたいです。
動画の撮影、編集も一人で行なっています。
自分が出る動画の撮影は一人だとさすがに厳しいので、イベントに行った時などに他の方にお願いしています。
動画の編集もCanvaのテンプレートを利用すると簡単に行えます。音楽と文字を入れるだけでそれっぽい動画になるので、編集が苦手な私でも安心ですw
本業のFP業務では今後どのような取り組みをしていく予定ですか?
後輩の育成に力を入れたいので、FP実務講座を積極的に取り組んでいきたいと考えています。
私は、FP協会主催のキャリアアップセミナー(FPとして独立する方向けにヒントとなる情報を発信するセミナー)の講師を3年間務めさせて頂いています。
FP実務講座ではその経験を活かして、45分間の講義の中で、起業するにあたってのスケジュールや注意点、FP事務所の実情などを解説しています。
金融機関の実情を知っている人は多いと思いますが、独立系FP事務所の実情を知っている人は意外と少ないので参考になると思います。
FP実務講座はInstagramでしか募集をかけていませんが、おかげさまで講座は毎回満席になるくらい人気です。
世の中には、FPの資格を持って入るけれど、活かしきれていないという女性はたくさんいると思っています。
私自身、まだ9年目ですが、子育てをしながらでも仕事を続けられているので、同じようなママさんFPや独立してFP業務を行いたいと考えている女性の方には良い働き方だと思います。
卒業生も増えてきたので、コミュニティを作って気軽に情報交換ができる場を作れればとも思っています。
また、ここから派生してなのですが、マネリテでもセミナー育成講座をローンチ予定です。
FPの仕事の柱の一つであるセミナー講師をやってみたいという声が多かったので、どういう研修をやったらいいのか、どういう気持ちで臨んだら良いかなどを教える講座です。
マネリテでは年間400本程度、金融機関でセミナーを開催しているので、そのノウハウをお伝えします。
最後にマナブロの読者へのメッセージをお願いします。
マナブロを読んでいる方には、FPの働き方に興味を持っている方も多いかと思います。
でも最近はFPの資格を持っている人も増えていますが、ただCFPやFP1級の資格を保有しているだけではお仕事には繋がりません。
自分のやりたいこと、得意なこと、できることを掛け合わせて自分らしいFP像を目指して下さい。もちろんInstagramなどで情報発信することも忘れずに。
FP実務講座は私が実務の合間に実施していることもあり不定期の募集なのですが、年内に第三期生を募集できればいいなと考えています。ご興味ある方はInstagramで告知しますので、フォローしてチェックして下さいね。
【告知】第5期FP実務講座
▼アクセスはこちら
Instagram:yukko_fpcommons
事務所サイト:ユメパートナーズ
サービスサイト:FPコモンズ
一般社団法人 マネーリテラシー推進協会